成年後見開始を依頼するときの費用について

 こんにちは、司法書士の山崎秀です。今日は、成年後見開始申立を司法書士へ依頼するときの費用について簡単に書いていきます。成年後見制度での費用は、大きく2種類に分かれます。成年後見を開始することを家庭裁判所に申立てするための費用と、成年後見人に支払う費用です。ちなみに、成年後見開始の手続きは裁判所手続きであり、司法書士と弁護士のみ第三者として関わることが許されています。

  • 成年後見を開始することを家庭裁判所に申立てするための費用→司法書士などへ依頼した方のご負担
  • 成年後見人に支払う費用→成年被後見人などご本人がご負担

 大きく、上記のように整理できます。成年後見人に支払う費用は家庭裁判所が定めるもので、だれが成年後見人になるかではあまり左右されません。ただし、ご親族が成年後見人になって報酬付与を家庭裁判所へ求めなければ費用はかかりませんので、その際は負担がないということになります。

 成年後見を開始する際に司法書士などへ依頼する際の費用は、どの司法書士や弁護士に依頼するかで若干費用がかわってきます。事務所ごとに費用は様々かと思いますが、個人的に重視してほしいことは次のことです。

  • 成年後見業務に慣れている人かどうか→申立てを行った後の見通しはとても重要です。成年後見人の選任によりどのようなことが起こりうるか、あらかじめ説明を受けることができることがやはり望ましいです。
  • 候補者としてはいってくれるかどうか→依頼した人が成年後見人の候補になってくれるかどうかです。候補になってくれなければ、裁判所が司法書士や弁護士、社会福祉士の団体から推薦を募ります。とても時間がかかるのと、だれが選ばれるのかがわかりません。申し立てから関わり、事情を知っている人がなるのが最も手続きが早く進むのはわかりやすいかと思います。ただし、ご親族が候補者になる場合は、あまり関係ありませんね。
  • ご相談者からみて信頼できるかどうか→成年後見人という立場は、ときにご相談者の方針通りには事務をすすめることができないときもあります。そのようなときに、信頼もできなければただ不信感がつのることでしょう。メリットもデメリットも教えてくれる事務所がよいかと思います。

 費用の多寡はあるかと思いますが、司法書士の私からは、上記のようなことがクリアできる事務所であればよいなと思います。いずれにせよ、個々の事案で方針も様々でしょうから、信頼できるかどうかが最も重要なことかもしれません。

 成年後見開始を検討する段階では、ご相談者にとっていろいろお悩み事がつきものかと思います。まずは、費用面から検討される方も多いでしょうが、利用されることで肩の荷を下ろすことができる制度です。少しでも、見通しがついて安心できる事務所が見つかればよいなと思ってかかせていただきました。

 ちなみに、成年後見開始申立てを当事務所へ依頼する場合のながれはこちらかどうぞ