成年後見人候補者という単語を聞いたことはありますか?

 こんにちは、司法書士の山崎秀です。成年後見制度はだいぶ普及してきたと私自身実感しております。さて、今日は成年後見人候補者というものについてとりあげたいと思います。

候補者はあくまで候補者

 これは、成年後見開始申立の時に文字通り成年後見人の候補として家庭裁判所に取り扱ってもらうものです。あくまで、候補ということで家庭裁判所の判断次第で、他の成年後見人が選任されてしまうこともあります。一時期、親族が成年後見人になることができないのはよくないというご意見があったため、最高裁判所が通達により候補者である親族をできるだけ成年後見人に選任してあげるよう各家庭裁判所に通知したこともあります。

それでも選ばれない時はある

 しかし、候補者がそれでも選ばれないときはあります。これは、ご本人の法定代理人を選ぶ制度であることを意識するとわかりやすいです。というのも、ご本人に対して多額の債権を有する方、ご本人と候補者である親族の財布がどんぶり勘定でやってきている方、こういった方は、少し選任されることは難しいと思われます。あくまで、ご本人の身上監護と財産管理が適切になされるかという点が非常に重視されるからです。

監督人が選任される可能性もある

 成年後見制度には監督人という制度もあります。ご親族を成年後見人に選任してもよさそうだければ、少し管理に不安が残るといったときに監督人が登場します。また、かなり多額な財産や多種多様な財産がある場合も登場します。候補者のご親族が成年後見制度の利用にとまどいそうであったりしたときも、指導役的な意味合いで就任させることもあります。このときは、監督には監督役でもありますが成年後見人からいろいろ質問できる相手でもあるでしょう。

ご親族に成年後見人になってもらいたいとき

 上記の通りの可能性はありますが、あまり適切な財産管理を期待できないといった事情がない限りご本人の判断能力が低下したときに候補者としてまずは申立てをしてみるということも有効でしょう。判断能力がまだ低下していないのであれば任意後見契約を締結することも有効です。しかしながら、こちらは公正証書により任意後見契約を締結しておく必要があること、必ず任意後見開始時に監督人が登場することに留意しましょう。どの制度をつかうか迷った時もお気軽に当事務所にご相談くださいね。

当事務所の紹介

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代表司法書士はこんなキャラクターです

 2021年6月現在で30歳で、今年31歳になります。高槻高等学校と大阪大学法学部法学科を卒業し、金融機関、司法書士事務所での勤務経験の後に開業しています。
 学生時代は、新書を読むことが好きでした。とてもマニアックで、細かい内容は失念してしまいましたがロシア革命時のスクラップ記事をまとめた新書はとても面白かったです。大学時代は短いながら部活動でアーチェリー、アルバイトで家庭教師、個人指導塾やマクドナルドでの仕事もしていました。最近は遊べていませんが、APEXなどのオンラインゲームも好きです。ご興味のある方はぜひ面談時に話題になさってください。