こんにちは、司法書士の山崎秀です。先日、未成年の子がいる場合の遺産分割協議の特別代理人制度についてお話ししました。実は、他にもマイナーながら有名なお話があります。それは生まれる前に相続に巻き込まれてしまった子どもはどうなるのかという話です。

 一般的に、法学部の学生であれば皆さん。次のようなお話を聞いたことがあるでしょう。民法では私権の享有は、出生に始まる、とあります。つまり、お母さんのおなかにいるときは、民法上の権利義務は帰属する対象ではないのです。しかし、この原則を貫くと相続において胎児は不利益を被ります。そこで、相続においては例外として出生を条件に胎児にも相続権を認めています。

 しかしながら、おなかにいながら遺産分割協議を成立させることはできません。生まれてきてくれるのを待って遺産分割協議を行いましょう。

 胎児を保護するための話ではありますが、上記のような結論について、あなたはどう思いますか?相続手続きなどが非常に遅滞することをとても不安に感じますよね。配偶者の現預金口座にいくらか入れておく、生命保険に加入などしていれば当座の生活資金は確保してあげることはできるかもしれませんね。もちろん、亡くならずお元気で過ごされることがなにより大切です。そして、ここでも遺言作成はとても有効な手段となるでしょう。

 ちなみに、遺産分割協議をせず、法定相続分で胎児を含めた相続登記は可能です。そのような登記を必要とする緊急の事情があるときもあるかもしれません。かなりイレギュラーな事態ですのでそのようなときは、司法書士に相談してくださいね。

当事務所の紹介

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代表司法書士はこんなキャラクターです

 2021年6月現在で30歳で、今年31歳になります。高槻高等学校と大阪大学法学部法学科を卒業し、金融機関、司法書士事務所での勤務経験の後に開業しています。
 学生時代は、新書を読むことが好きでした。とてもマニアックで、細かい内容は失念してしまいましたがロシア革命時のスクラップ記事をまとめた新書はとても面白かったです。大学時代は短いながら部活動でアーチェリー、アルバイトで家庭教師、個人指導塾やマクドナルドでの仕事もしていました。最近は遊べていませんが、APEXなどのオンラインゲームも好きです。ご興味のある方はぜひ面談時に話題になさってください。