遺言執行者を定めるメリットと定めなかったときの対処法

 おはようございます。司法書士の山崎秀です。先日、遺言執行者にご自身が指定されてしまったときはどうしましょうという記事を記述しました。そもそも、遺言執行者を遺言において定める意味はどこにあるのか?皆さんはご存じでしょうか。せっかくですから、この点も今日、簡単にまとめてみます。

遺言執行者の原則的な定め方

 遺言執行者は、遺言において定めることができます。これはわかりやすいでしょう。いざ、遺言者が死亡した際に遺言が有効になったとき、遺言執行者は就任するか選ぶことができます。あらかじめ内諾を得ておくことも円滑な手続きを考えるなら重要です。

 近年法改正があり、現行の民法では、遺言執行者は、遺言の内容を実現するため、相続財産の管理その他遺言の執行に必要な一切の行為をする権利義務を有すると規定されています。遺言の内容を実現するための行為を行うことができるわけですね。せっかく、遺言があっても実現するひとがいなければ、不動産登記や銀行預金の解約など結局相続人全員で手続きをする必要がある場面があります。こうなると手続きがうまくいく保証はどこにもありません。上記のような立場である遺言執行者がいれば、遺言執行者において手続きができます。選任しておく必要性がご理解いただけますでしょうか。

遺言で遺言執行者を定めていなかったとき

 ただし、もし遺言で遺言執行者を指定し忘れてしまっていたときも問題ありません。家庭裁判所に遺言執行者の選任を請求することが可能です。遺言執行者は後から選任することも可能ということですね。ただ、誰を選任するか家庭裁判所の判断がありますから、私はこの人にお願いしたい!ということであれば、遺言で指定しておくのが確実であることにはかわりません。

 さて、ここまで遺言執行者はとても重要であるとお話しましたが、そもそも遺言がなければ執行する対象もありません。みなさん、適切に遺言を作成しましょうねというお話でした。以上、今日は遺言執行者のお話でした。

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代表司法書士はこんなキャラクターです

 2021年6月現在で30歳で、今年31歳になります。高槻高等学校と大阪大学法学部法学科を卒業し、金融機関、司法書士事務所での勤務経験の後に開業しています。
 学生時代は、新書を読むことが好きでした。とてもマニアックで、細かい内容は失念してしまいましたがロシア革命時のスクラップ記事をまとめた新書はとても面白かったです。大学時代は短いながら部活動でアーチェリー、アルバイトで家庭教師、個人指導塾やマクドナルドでの仕事もしていました。最近は遊べていませんが、APEXなどのオンラインゲームも好きです。ご興味のある方はぜひ面談時に話題になさってください。