相続財産管理人選任申立てってどんなときされる?

 こんにちわ。司法書士の山崎秀です。

 相続人がいないという状況、想像がつきますか?私は司法書士になる前はいまいち、ピンとこなかったところです。本人に配偶者、子どもがおらず、直系尊属も先に亡くなり、兄弟もいない。このような時に相続人不存在となりますね。実際に拝見したこともあり珍しいケースといえますが、実際に起こりえます。

 しかし、戸籍上もともと相続人がいない時より、次のようなケースで相続人不存在となるケースが多いです。それは相続人全員が相続放棄を行ったときです。意外かもしれませんが、相続放棄は民法上相続人でなかったこととする手続きですから、全員が相続放棄すればこのような結論になるんですね。ここでいう全員がとは、子どもが相続放棄し、次の順番の直系尊属も相続放棄し、次の兄弟も相続放棄するといった意味での全員です。

 単に亡くなった方が債務超過していて、相続放棄された場合は、相続財産を管理する人を選任する動機があまりないでしょう。選任したところで、負債を返済する資力がないと意味がありません。しかし売却可能な不動産をお持ちであったりすると話は別ですね。その不動産を売却してもらい、返済してもらうといった理由で債権者が申し立てを行うこともあるかと思います。

 相続財産管理人選任の費用は地方により、差があります。大阪では100万円ほどはみておかなければなりません。裁判所の判断にはなりますが、亡くなった方に存在が明らかな預金があれば、そこから充当してもらえることもありえます。この100万円ほどは予納金といわれるものですが、ここがネックになることも多いです。亡くなった方の預金状況も大切な判断材料となるでしょう。

 たまに特別縁故者制度の利用を検討される方がいて、相談を受けます。相続財産管理人が相続財産を整理して、財産の残余があれば最後に国庫に帰属させます。この国庫行になる一歩手前で特別に縁故のあった方に相続人でなくても、残余の財産のすべて又は一部を渡せる制度です。裁判所が判断するもので、相続財産管理人が関係性の意見を提出して判断されることが多いようです。

 相続問題は関係者が多くなりがちで、事案の整理もややこしいです。ぜひご相談くださいね。

当事務所の紹介

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代表司法書士はこんなキャラクターです

 2021年6月現在で30歳で、今年31歳になります。高槻高等学校と大阪大学法学部法学科を卒業し、金融機関、司法書士事務所での勤務経験の後に開業しています。
 学生時代は、新書を読むことが好きでした。とてもマニアックで、細かい内容は失念してしまいましたがロシア革命時のスクラップ記事をまとめた新書はとても面白かったです。大学時代は短いながら部活動でアーチェリー、アルバイトで家庭教師、個人指導塾やマクドナルドでの仕事もしていました。最近は遊べていませんが、APEXなどのオンラインゲームも好きです。ご興味のある方はぜひ面談時に話題になさってください。